Materials & Care
素材・お手入れについて

Materials
素材について

着物リメイクで素材としているお着物は主に、「ご縁があった方からご厚意による譲受」「古物市場にて仕入れ」にて絹春の手元に届きました着物や生地たちでございます。
不要であれば廃棄してしまう方が遥かに手間も時間もかからないのに、そうされなかったのはなぜか。どれも単なる「モノ」ではない、想いが宿った「心ある品々」を素材として誠心誠意生まれ変わりを手掛けております。

一度は人の手に渡り、年を経た生地です。リメイク品としてご使用に差し支えのない素材・部分・デザインを選定し、可能な限り水洗いクリーニング等で状態の改善をしておりますが、アンティーク・ヴィンテージ品相応の状態であることのご理解をお願い申し上げます。中古品質に抵抗のある方はご遠慮くださいませ。ご不明点や特に気になる場合は事前にお問い合わせください。

素材の種類

着物には正絹はじめ木綿・麻・ウール・ポリエステルなどの合成繊維、交繊、他いろいろな原材料がございますが、多くは組成表示がございません。絹春では触感・仕立て・証紙及び燃焼実験の結果にて判断・表示しております。この件につきましてはお問合せ頂いても、表示事項以上のことはお答えできかねます。正確であるよう努めておりますが、万が一間違いがございましても責任は負えませんことをご容赦ください。

素材判別のための燃焼実験動画

Care
お手入れについて

絹春のリメイク商品は、お持込お着物を含め前項の「素材の種類」を確認後に水洗いのパッチテストをおこなっています。明らかに水洗いに不適と判断したものは実験しない場合もございます(金糸銀糸の多用されたもの、箔・螺鈿、その他技法や色合いなどによる)。また、縫製前の水洗いは施すものの、色移りなどの影響を考慮してお客様の手元での水洗いはおすすめしない場合もございます。

ホームクリーニングが可能なもの

縫製前に水洗いをし、初回洗濯で起こりやすい縮みや色落ちを済ませています。

  • 洗濯機ではなく、単独での手洗いを強く推奨しています。
  • 中性洗剤又は洗濯石鹸を使用
  • 洗い・すすぎはごく短時間で泳がせるように
  • 脱水はタオルに挟むなど優しく、形・シワを整えて陰吊干し

ホームクリーニングができないもの

クリーニング専門店へドライクリーニングをご依頼ください。

その際、「シルク製品」「着物(帯)」であることをお伝えください。

  • 着用後はほこりを払い、陰干しをして頂ければ頻繁なお手入れは不要です。
  • 着用・使用時の水濡れは速やかにタオルで吸い取って下さい。
  • 水濡れや摩擦による色落ち・色移り、縮みの可能性があります。
  • 直射日光・漂白剤・タンブラー乾燥は生地を傷めたり、色や風合いの変化を招きますので避けて下さい。
  • アイロンは中温(ポリエステル部分は低温)、裏から当て布をしてかけて下さい。
    • ごく少量のスチームや霧吹きが有効です。
    • ボタン・ファスナー他付属品にはアイロンをあてないで下さい。

 

上記のお手入れについて記載したカードを商品ごとに同封致します。

絹春からのご案内は出来かねますが、着物の扱いを応用した手入れ・管理方法も有効です。